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安心と変化のコミュニケーション…「教育の4つのポイント 2」

例えば、①の「やってみせる」には二つの意義があります。

「ドアを開ける」という単純な動作でも、それを何の情報も持っていない人に言葉だけで説明する場合、かなり困難な作業になります。「身長より若干高くて体より少し広いぐらいの幅の真ん中あたりに丸い金属の取っ手があり、それを手のひらで包みこむように握り…というような表現で…

これではいくら時間があっても足りません。一方、本人を「ドア」の前に連れて行き、教える側が実際にドアを開ける動作を一回やってみせれば、ほぼ100%の確率で、学習する側に「ドアを開ける」という技術を伝えることができるわけです。

この辺が「やってみせる」教育の最大の強みで、五感の中でも50%以上の情報量と言われる「視覚」を通した情報伝達の威力なのです。が、にもかかわらず私たちは部下や同僚あるいは子供を教育する時、意外に言葉の説明に依存してしまいがちです。

書類を整理する、ノートにポイントをまとめる、部屋をかたづけるなどの一見単純に見える作業でも、「言語」による説明だけではなかなか伝わらないものです。「やってみせる」ことで、その作業の具体的プロセを見せ、できあがりの状態をイメージさせない限り、情報はなかなか行動に変換されないのです。

また「やってみせる」ことは、視覚を通して立体的に情報を伝達することだけにメリットがあるのではありません。

実際に「やってみせる」と、意外と自分にも「できない部分」がることにも気づかされたりなど自らの学びにもなるというプラスアルファのメリットもあるのです。

もう一つの意義は、多分に心理的な要素ですが、受ける側が、「共に力を尽くしてくれている」、という安心感と信頼感を持つことができる点です。なにしろ「やってみせる」ためには、自らの能力をさらけだす意志が必要になります。

その意志が教育される側から教育する側への信頼感をもたらし、その信頼感は教育を受けることへの安心感をもたらし、その結果集中と意欲の両方を促すことができるのです。

「やってみせる」ことは時間と労力のかかる作業ですが、その労力以上に教育効果の高いポイントといえるのです。

…(続く)

研修委員:黒木雅裕
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by y-coach_net | 2008-11-14 00:16 | 黒木さんのコーチング
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