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挨拶論 (4)

◆挨拶の格差

挨拶には格差がある。

たとえば僕たちがどこかそれなりに高級なレストランに入ったとしよう。そこには挨拶をする側と挨拶をされる側という立場の違いが生まれる。市場社会では、この挨拶の格差が、ネコの目のように瞬間、瞬間に変化しながら僕たちの立場を変化させていく。

自分がモノを買う立場のとき、僕たちは無意識に自分を挨拶を受ける立場に置く。逆に自分がモノを売る立場の時は、無意識に自分から挨拶を施す立場に置く。要するに利益を与える側と利益を受ける側という、市場原理における基本的な人間関係が挨拶の格差を形づくる。

ここらへん、なんか挨拶の本質に少しばかり触れそうな感じがするので、もうちょっと遡ってみると…王様と家来というような封建制度の時代にはたぶんもっとはっきりと挨拶の格差が認識されてたはずだ。

例えば室町時代に家来が将軍に面会しようとしたら、何十項目にも渡る儀式をこなしてようやく部屋に入れ、さらにはお辞儀をさせられたまま声をかけてもらうのを待ち、にじるように膝を進めてようやく情報伝達できる距離に近づけたらしい。挨拶にもほどがある。

そんなことからみても挨拶には二つの機能があることがわかる。

ひとつは、私はあなたに敵意がありませんよ、という攻撃心の封印を示す機能。もうひとつは、私はあなたの命令に従いますよ、という積極的服従の意志を示す機能。どちらにしろ人間が本質的に持つ攻撃性をできるかぎり避けようとするための機能だ。

…研修委員:黒木雅裕
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by y-coach_net | 2009-02-06 22:52 | 黒木さんのコーチング
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