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挨拶論 (9)

そして山の民は海の民の挨拶に応え始める。海のモノが置かれた浜辺に、交換したい山のモノを並べて置いておく。そして一日様子を見る。すると…その量や種類が自分達のほしいモノであれば海の民はそれを持って帰る!

山の民は、自分たちが置いたモノを海の民が持って帰るのを確認して、今度は海の民のモノを持って帰る…こうやって人類は初めて、盗んだり奪ったりせずに、ほかの民族のモノを手にいれることができるようになった。

それを繰り返すうちに、今度は民族同士の信用が生まれていく。商業とは相手を信用することから成り立つ物々交換の技術だ。信用が積み重なれば、直接顔を合わせて交換することもできるようになり他の民族も参加できるようになる。

多くの民族が物々交換が始まったその場所に集まり、決められた時間にモノを交換するようになり…いわゆる市場が生まれる。そこにお金というモノの価値を計るモノサシを加えれば、立派な市場経済の誕生だ。

ちなみにこの信用がなくなるとモノもカネも動かなくなる。サブプライムローン問題もその根っこは信用問題だ。今、世界でもっとも影響力があるアメリカの銀行やアメリカという国そのものへの信用が失われている。だから世界中でモノもカネも動かなくなって地球規模の不況が生まれているのだ。

市場経済が生まれたおかげで、人はモノと技術を交換できるようになり、利益を得たり新しいモノを作り出すことができるようになり、貧しさを一歩一歩克服していくことになる。

地球規模での豊かさの誕生には1820年代の産業革命まで待たなければならないが、その原点は古代の海の民が浜辺に置いたひとかたまりの貝、すなわち相手を信用するという挨拶だ。

豊かさがすべてではないが、豊かさがあれば少なくともモノを食べられずに死ぬことはない。また自分の家族を飢えて死なせることもない。海の民の挨拶は現代の豊かさの原点なのだ。

…研修委員:黒木雅裕
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by y-coach_net | 2009-02-26 11:17 | 黒木さんのコーチング
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