ブログ… 「コーチはリーダーである。リーダーはコーチである」
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カテゴリ:黒木さんのコーチング( 137 )

「コーチはリーダーである。リーダーはコーチである」 ⑨

マキアヴェッリに言わせれば…だからリーダーはスタッフに怖がられなければならない。

これは僕の実感でもある。少なくともあまりにお人好しだとリーダーは難しい。人の良い人間にとっても、多数の自意識をひとつにまとめていくのは苦痛以外のなにものでもないだろう。

お人好しの人は人に怖がられない。人は怖くない人にはいい意味でも悪い意味でも影響を受けない。

不謹慎を百も承知で言えば、特に平成のリーダーは、ユニクロの柳生さんでもセヴンイレブンの鈴木敏文さんでもあえて言えば楽天の三木谷さんなどでも、なんとなくちょっと人が悪そうだ。

どうも僕たち自身こころのどこかで、人も良いのに業績も良いなどと都合の良いことが、この平成不況の時代にあり得るはずがないなあと感じているのかも。

【研修委員】黒木雅裕
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by y-coach_net | 2010-06-15 02:55 | 黒木さんのコーチング

「コーチはリーダーである。リーダーはコーチである」 ⑧

君主論のポイントを一言で言えば…この歴史的傑作を一言にするのもどうかと思うが…「リーダーシップを発揮するのに、他人に嫌われることを恐れてはいけない」ということだ。

君主論の人間観察はとても厳しい。

人間はわがままで飽きやすく、他人の痛みに無神経な上に利益にはどん欲で、弱きにはずうずうしく強きにはどこまでも卑屈である…マキアヴェッリにとって、リーダーがリーダーシップを発揮すべき対象はそんな人間たちだ。

確かに人間は状況が変われば猫の目のように信念が変わる動物だ。

例えば明日1日僕が、いつもは他人に見せない自分のダメさ加減をさらけ出し続けたら、それだけでこの10年間積み重ねてきたスタッフの信頼は失われてしまうだろう…それが本来の僕なのだが。

【研修委員】黒木雅裕

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by y-coach_net | 2010-06-13 22:04 | 黒木さんのコーチング

「コーチはリーダーである。リーダーはコーチである」 ⑦

「新・君主論」

いきなり恐れ知らずなテーマ名をつけてみた。なにしろマキアヴェッリの「君主論」はおそらく史上最強のリーダーシップ教本だ。

1527年に死んでから、およそ今年で500年…いまだ新訂版が出版されてそれが全世界で売れ続けているわけだから、けた外れのベストセラー「ビジネス本」だ。

権力争いがあまりにも激烈かつ陰惨なヨーロッパ中世の爛熟期に、官僚として激しい浮き沈みを体験しながら大汗を書きながら生きた人間だけに、その情報の冷徹さにわずかのスキもない。

実際頭を空っぽにしてただ君主論をひたすらマネすれば、文句なしのリーダーになれることは、間違いない。

ところが、正々堂々「君主論を教科書に会社を経営しています!」などと広言しているリーダーには、なぜかあんまりお目にかからない。…ということは、その中には、他人に広言できないほど効果がある劇薬が入っているに違いない!

ということでしばし「君主論」の世界をかいま見てみよう。

【研修委員】黒木雅裕
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by y-coach_net | 2010-06-12 23:34 | 黒木さんのコーチング

「コーチはリーダーである。リーダーはコーチである」 ⑥

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Webの世界で勝ちぬいて事実上世界一の会社を作り上げた人間だから、もちろん率直さだけでリーダーシップを発揮できているわけじゃない。D8という最近あったカンファレンスのインタビューを聞いて我は強いは、シビアな質問には曖昧な綺麗事で逃げるは見事なものである。

にも関わらずさらに話を聞きたいとおもわせるあの可愛げは何だろうと…リーダーシップは一筋縄ではいかないのだ…だがもちろん手がかりはある。

ジョブズにはスタンフォード大学での有名なスピーチがある。

ガンから生還した後、もともと持っているヒッピー的というか仏教的とでも言える思考様式に、さらに死を目の前にする体験が上書きされた言葉で、学生に「いかに生きるべきか」を語っている。

「人の時間ではなく自分の時間を生きろ」という今の時代でもっとも大切なメッセージを、生い立ち、成功、出会い、失敗、病気、死について語ることで聞く人、読む人の人生を変え得る力強い物語を生み出している。

彼のその物語は、僕についても「いかに生きるべきか」の目印になった。「率直さ」はすごいなあと再認識したところだ。興味のある人は、「ジョブズの感動的なスピーチ」でネットを検索してほしい。少々長いスピーチだがもちろん読む価値はあるし、リーダーとしてのヒントに満ちている。

【研修委員】黒木雅裕
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by y-coach_net | 2010-06-10 23:45 | 黒木さんのコーチング

「コーチはリーダーである。リーダはコーチである」 ⑤

ジョブズが復帰した時の肩書きが「暫定CEO」で、それは会社が信頼してなかったからだと書いたのだがどうやら反対らしい。

逆にジョブズが正式なCEOになることを拒んでいたらしいのだ。その理由も思いっきりジョブズらしくて面白い。創業者だったのに自分が雇った管理職と取締役に反発されたことは、彼のような強烈なリーダーにとってもとてつもなく恐ろしいことだった。

いやむしろ強烈なリーダーだったからこそ、深刻なダメージだったのだ。強烈なリーダーは、例外なく強烈に繊細だ。

だからアップルへの全面的な貢献を求める会社に対して、彼はどうしても「いつでもやめられる」暫定CEOにこだわった。言いかえれば、「いつでも逃げ出せる準備」をしてからそろりそろりと会社にかよいはじめたのだ。

まさにグローバルサイズで自分の失敗を笑われることが、どんなことか想像がつくというものだ。しかしそれよりもおもしろいのは、ジョブズがそういう、「トラウマでびくびくになっている弱い自分」すら隠そうとしなかったそのとてつもない率直さだ。

【研修委員】黒木雅裕
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by y-coach_net | 2010-06-10 01:45 | 黒木さんのコーチング

「コーチはリーダーである。リーダーはコーチである」 ④

「ジョブズの率直さ」 
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アップル社のスティーブ・ジョブズは強烈な個性の持ち主だ。少なくともアップルの創業期にまつわる逸話には強烈なものが多い。

単にアップル社を成功させただけではない。マッキントッシュコンピュータという現在の情報文化そのものを人類最初に作り上げた人間なのだ。なのにその自分のつくった会社から「立ち居振る舞いに問題あり」として解任されている。「立ち居振る舞いに問題あり」…いい大人がいったい会社で何をやってたのか(笑)。

また彼のことを大嫌いな人間が、たまたま一緒にエレベーターに乗ったところ、商品について語る彼のカリスマ性に圧倒され、降りるときには彼の熱烈な信者になってしまったという話もある。僕ならエレベーターの順番をさりげなくずらすところだ。

また暫定CEOとしてアップルに復帰したジョブズは、今は正真正銘CEOとして歴史的な成功を実現し続けている。にも関わらず、彼は復帰後から今まで実は年間でたった「1ドル」しか給与を受け取っていない。なんとも言えないジョブズの偏りを象徴する事実だ。

もちろん会社の株やストックオプション(時には自家用飛行機の現物支給)など、給与を受け取らなくても、ゆうに数百億の資産を築いている。しかし、他のIT企業のCEOたちの圧倒的な富や、ウォール街の大物たちのどん欲さに比較するとジョブズのこの感覚は、一種度のはずれた天才的な無欲さすら感じるてしまう。
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by y-coach_net | 2010-06-09 00:07 | 黒木さんのコーチング

「コーチはリーダーである。リーダーはコーチである」 ③

リーダーは、スタッフに信頼してもらう必要がある。信頼がなければコミュニケーションが生まれない。コミュニケーションが生まれなければ協力関係が築けない。協力関係がなければ仕事は進歩しない。

そして信頼には2種類ある。ひとつは、「上司や目上の人間の指示、命令なので仕事と割り切って問題を起こさないようにしよう」というもの。職場でのコミュニケーションの多くがこの形だろう。リーダーとスタッフ、あるいはコーチとクライアントは契約関係であると考えればそう割り切る方が楽だし、心理的な依存がないということではある意味健全だ。

でも僕は、こういうコミュニケーションだけではちょっと満足できない。

仕事だけでなく、生きることそのものへの感情とか感覚、そして考え方に影響を与えるコミュニケーションが取れないと喜べないのだ。そういう意味では僕はまったくプロではないし、本当のところプロになろうとも思っていない。

考えてみればスタッフにとっては迷惑な話だ。本来彼らに上司のそんな偏りにつきあう義務は無い。仕事はあくまでも仕事だからだ。だからといって僕自身そういう自分を変えようもない。だからそれが嫌なスタッフは去っていくし、そういうスタッフはなぜか僕も嫌いな場合が多いのでお互いさまだ。

問題は、そんな自分をどうやってリーダーとして成り立たせていくかで、そこで結局、僕なりの「率直さ」に行き着くことになる。僕は基本、そういう自分の性格のかたよりに従って仕事をしている。そして僕にとって怖いのは、スタッフにそんな自分を見透かされて、彼らへの影響力を失うことだ。

だからこそ、最初から「僕はそういうダメな人間である」と率直に伝えて、最低限の信頼を守るしか方法がない。事実そうなのだから仕方がない。

僕にとっての「率直さ」とはそういうことだ。
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by y-coach_net | 2010-06-07 08:57 | 黒木さんのコーチング

「コーチはリーダーである。リーダーはコーチである」 ②

「率直さの秘密」

僕はこのブログにいくつか文章を書いて来ているが、今回は今までとちょっと状況が違う。

今までは自分の職場のスタッフにはほとんど知らせずに書いていたのだが、今回は何人かのリーダーに、僕がこのブログを書くこと、それを読んでもらうこと、そしておもしろいかおもしろくないかフィードバックしてもらうことを伝えているのだ。

彼らは4月から新たな役職について、これからリーダーシップを身につけてもらわないといけない人間たちだ。だからそのヒントにしてもらうという意味でこれを読むことは、多かれ少なかれ役に立つと思う。
ただ問題は、その、ブログを書く僕自身が、リーダーシップやコーチングについて彼らにどこまで率直に書けるか?ということだ。

はっきりいってリーダーシップはまったくキレイごとではすまない。

スタッフに伝えてはいけない情報も多いし、スタッフの見えないところでいろいろな作戦を立てなくてはならない。人間は根本から自己中心的なので、理にかなったコーチングをすれば、それでスタッフが気持ちよく動いてくれるというものでももちろんない。だからウソもつかないといけない。

そもそもそんなことを言ってる僕自身、もともと誰に何を言われてもしかたがないダメ人間だ。

それで、さて僕は本当に率直にリーダーシップやコーチングのことを語れるのか?ということになる。

なぜなら、それでも、率直さは、リーダーやコーチにとってもっとも重要な力のひとつだからだ。

だからまず「率直さの秘密」について話してみよう。

【研修委員】黒木雅裕
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by y-coach_net | 2010-06-04 00:08 | 黒木さんのコーチング

「コーチはリーダーである。リーダーはコーチである」 ①

はじめに…「スティーブ・ジョブズはリーダーか?」

アップルがマイクロソフトよりも大きな企業になった。10年前には想像も出来なかったことだ。マイクロソフトは、世界一負けず嫌いで、おまけに世界一お金持ちのビル・ゲイツが率いる、はるか高みをあおぎ見るエベレストのような会社だった。

アップル再生のきっかけになったiPodは、最初とてもカッコの悪い機械だった。「あ、また失敗作を出した」…少なくとも僕はそう思った。ついこの前、最新型のiPodを見た。触って5分で「これがほしい!」と思った。今はほとんど音楽を聴くこともないのに…

スティーブ・ジョブズはアップルに復帰してから長い間、「暫定CEO」という中途半端な肩書きだった。一度失敗して追い出されたので、「ほんとに彼はリーダーなのか?」と会社は疑っていた。

復帰してすぐに、ジョブズはすべての商品を集めてスタッフに言った。

「私たちが最初にやるべき最初の仕事はなにか?」。続けて言った。「この役に立たないゴミくずたちをぜんぶ捨てさることだ」…この瞬間彼はリーダーとしてもっとも大切なことをした。そしてそれは彼とスタッフたちとの関係を永久的に決定した。

リーダーとしてもっとも大切なこと…それは、「私がリーダーである」ということを、目にみえる行動で、わかりやすい言葉で、スタッフに知らしめること。ジョブズは象徴的な言動で会社のすべてを新しくすると宣言した。スタッフはただついていくしかない。

スティーブ・ジョブズはやっぱりリーダーだった。

 リーダーシップについて書こうと思う。何のために?リーダーシップに興味があるからだ。

と同時にコーチングについて書こうと思う。何のために?コーチングがリーダーシップを生み出すからだ。

人は他人に対して影響力を持ちたいと願う生き物だ。少なくとも僕はそうだ。だから僕はコーチングを勉強し、リーダーシップを身につけるべく努力をしている。

ではその成果は?仕事が成功しているかどうかは僕にはわからない。特に成功している実感は無い。また僕自身がそう評価してもあまり意味が無い。

では他人への影響力は強くなったか?…なった。職場のスタッフに限って言えば、5年前にくらべて10倍の影響力だ。それが僕の成長の結果だ。

だからあらためてリーダーシップを言葉にしたい。そして僕のリーダーシップのきっかけになったコーチングを語りたい。より強いリーダーになるために。より強いリーダーを育てるために。

【研修委員】黒木雅裕
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by y-coach_net | 2010-06-01 12:44 | 黒木さんのコーチング

今日を生きるコーチングの言葉 11

「『あなたのために』という言葉はいついかなる時も美しくない」                   
                        … 大島弓子著 「サバの秋の夜長」より

大島弓子が少女漫画界での天才だったということは、今現在そんなに多くの人は知らないと思う。

手塚治や藤子不二雄や石森章太郎など少年漫画の天才群は、トキワ荘を舞台に漫画の未来を切り開いていった。

大島弓子や武宮恵子そして萩尾望都など少女漫画の天才群は、単なる「未来への希望」ではなく、さらにその先に待つ「残酷な近代」をその作品で予言していった。

特に大島弓子は、その絵の超童話的なかわいらしさとは対照的に、人間や時代の残酷さや生や死、希望や絶望を奇妙なほど穏やかに融合させた作品を生み出していた。

「サバの秋の夜長」は、そんな作者と飼い猫‘サバ’の「共同生活」を描いた自伝的作品だが、そこには人間や猫そしてあらゆる生き物が持つ、その幻想と孤独が冷感のある視点で描かれている。

「なぜって猫はすでに進化の果ての生物のような気がするから」

「猫と桜はさわってもさわっても遠い感じがする」

そして

「『あなたのために』という言葉はいついかなる時も美しくない」
  …飼い猫に思わず愛情を押しつけた自己嫌悪を、作者自身が振り返っての言葉…

このような客観は、「自分が自分が時代」の「ポジティブ強迫世界」と化した現代には、実はもうあまり居場所がない。

その証拠に寡作となった大島弓子が、現在進行形で書き続けている「グーグーも猫である」は、まるで時代に敗北したかのような、彼女とネコの自閉的ともいえる依存関係が描かれている。

だからと言って彼女を批判できるはずもない。

近代化の途上、彼女たち天才漫画家のおかげで、多くの少年少女そして男と女が、強烈な資本の論理と、自らの幻想に折り合いをつけて幸福な時間を過ごすことができた。

幻想が失われ、資本の論理が生き物の「健全」を危険にさらす現代まで、彼らにおんぶや抱っこをしてもらうわけにはいかない。

猫は進化の果てに、孤独と自分をひとつにする存在の秘儀を身につけたようにも見える。

たぶん今、人間にもそんな「進化」が問われている。

…研修委員:黒木雅裕
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by y-coach_net | 2009-09-20 02:30 | 黒木さんのコーチング