「コーチはリーダーである。リーダはコーチである」 ⑤
2010年 06月 10日
ジョブズが復帰した時の肩書きが「暫定CEO」で、それは会社が信頼してなかったからだと書いたのだがどうやら反対らしい。
逆にジョブズが正式なCEOになることを拒んでいたらしいのだ。その理由も思いっきりジョブズらしくて面白い。創業者だったのに自分が雇った管理職と取締役に反発されたことは、彼のような強烈なリーダーにとってもとてつもなく恐ろしいことだった。
いやむしろ強烈なリーダーだったからこそ、深刻なダメージだったのだ。強烈なリーダーは、例外なく強烈に繊細だ。
だからアップルへの全面的な貢献を求める会社に対して、彼はどうしても「いつでもやめられる」暫定CEOにこだわった。言いかえれば、「いつでも逃げ出せる準備」をしてからそろりそろりと会社にかよいはじめたのだ。
まさにグローバルサイズで自分の失敗を笑われることが、どんなことか想像がつくというものだ。しかしそれよりもおもしろいのは、ジョブズがそういう、「トラウマでびくびくになっている弱い自分」すら隠そうとしなかったそのとてつもない率直さだ。
【研修委員】黒木雅裕
逆にジョブズが正式なCEOになることを拒んでいたらしいのだ。その理由も思いっきりジョブズらしくて面白い。創業者だったのに自分が雇った管理職と取締役に反発されたことは、彼のような強烈なリーダーにとってもとてつもなく恐ろしいことだった。
いやむしろ強烈なリーダーだったからこそ、深刻なダメージだったのだ。強烈なリーダーは、例外なく強烈に繊細だ。
だからアップルへの全面的な貢献を求める会社に対して、彼はどうしても「いつでもやめられる」暫定CEOにこだわった。言いかえれば、「いつでも逃げ出せる準備」をしてからそろりそろりと会社にかよいはじめたのだ。
まさにグローバルサイズで自分の失敗を笑われることが、どんなことか想像がつくというものだ。しかしそれよりもおもしろいのは、ジョブズがそういう、「トラウマでびくびくになっている弱い自分」すら隠そうとしなかったそのとてつもない率直さだ。
【研修委員】黒木雅裕
by y-coach_net
| 2010-06-10 01:45
| 黒木さんのコーチング

