小さなコーチングの大きなポイント…「簡潔に話す」 8
2008年 06月 30日
相手の言葉以外のメッセージを聞き取るには
この「反射」を見逃してはいけません。
「反射」が生まれている時
クライアントはコーチの言葉に何か強い影響を受けています。
「違和感を感じて反発する気持ちが生まれている」
「的確な承認で強い安心感を感じている」
「新しい視点が生まれ深く自分の内面を見直している」などなど…
「反射」を見逃してそのままコーチングをすすめてしまうと
相手の言葉のメッセージと言葉以外のメッセージが
どんどん離れていってしまう可能性があります。
そうなると
クライアントは自分の感覚や感情あるいは思考より
コーチとのコミュニケーションのあり方に注意が集中してしまい
コミュニケーションの沸騰点である「気づき」が生まれる機会が
みるみる減少していきます。
したがってコーチは
相手の「反射」をとらえ、
質問やフィードバックによって
その「反射」の「意味」を確認する必要があります。
「言葉の前に笑顔が出ましたが何か思い出しましたか?」
「今思い切って感情を表現してもらったと感じますが合ってますか?」
「息を詰める印象を受けましたが今の気持ちを聞かせてもらっていいですか?」…
「反射」は、おもに
表情、声、ジェスチャーに現れます。
相手の表情、声、ジェスチャーから「反射」を「センス」したら
必ずその正体を確認すること。
そして大切なのは
もしその「反射」がクライアントの「言葉のメッセージ」と
違うものであったらその二つが統合されるまで質問とフィードバックによる
確認と要約を行いその先のステップにすすまないことです。
僕の経験では
「反射」を適切に切り取って
言葉と言葉以外のメッセージを統合できたとき
多くの場合「コミュニケーションの沸騰点」=「気づきの瞬間」が生まれます。
そういう意味では
「反射」は「リスク」でもあり「チャンス」でもあります。
このリスクをチャンスに変えるためにも「反射」を「センス」したときは
かならず一度立ち止まりコーチとクライアントの認識を共通化しなければなりません。
①クライアントの「反射」を「センス」する
②「反射」の正体を質問やフィードバックで確認する
③確認した「言葉以外のメッセージ」と「言葉のメッセージ」を統合する
「相手の言葉以外のメッセージを聞き取る」ための
このポイントを常に意識しておくため僕はそれを
「ストップ&ゴー」と呼称しています。
クライアントの「反射」という「赤信号」で一度足をとめ
言葉と言葉以外のメッセージが統合されるまでキャッチボールを続け
クライアントの気持ちが「青信号」になってから再び
共に歩き始めるというイメージです。
コーチングを機能させるには
クライアントの「言葉以外のメッセージへの安全確認」が常に必要だということです。
「ストップ&ゴー」で常に安全運転を心がけたいものです。
…(続く)
研修委員:黒木雅裕
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この「反射」を見逃してはいけません。
「反射」が生まれている時
クライアントはコーチの言葉に何か強い影響を受けています。
「違和感を感じて反発する気持ちが生まれている」
「的確な承認で強い安心感を感じている」
「新しい視点が生まれ深く自分の内面を見直している」などなど…
「反射」を見逃してそのままコーチングをすすめてしまうと
相手の言葉のメッセージと言葉以外のメッセージが
どんどん離れていってしまう可能性があります。
そうなると
クライアントは自分の感覚や感情あるいは思考より
コーチとのコミュニケーションのあり方に注意が集中してしまい
コミュニケーションの沸騰点である「気づき」が生まれる機会が
みるみる減少していきます。
したがってコーチは
相手の「反射」をとらえ、
質問やフィードバックによって
その「反射」の「意味」を確認する必要があります。
「言葉の前に笑顔が出ましたが何か思い出しましたか?」
「今思い切って感情を表現してもらったと感じますが合ってますか?」
「息を詰める印象を受けましたが今の気持ちを聞かせてもらっていいですか?」…
「反射」は、おもに
表情、声、ジェスチャーに現れます。
相手の表情、声、ジェスチャーから「反射」を「センス」したら
必ずその正体を確認すること。
そして大切なのは
もしその「反射」がクライアントの「言葉のメッセージ」と
違うものであったらその二つが統合されるまで質問とフィードバックによる
確認と要約を行いその先のステップにすすまないことです。
僕の経験では
「反射」を適切に切り取って
言葉と言葉以外のメッセージを統合できたとき
多くの場合「コミュニケーションの沸騰点」=「気づきの瞬間」が生まれます。
そういう意味では
「反射」は「リスク」でもあり「チャンス」でもあります。
このリスクをチャンスに変えるためにも「反射」を「センス」したときは
かならず一度立ち止まりコーチとクライアントの認識を共通化しなければなりません。
①クライアントの「反射」を「センス」する
②「反射」の正体を質問やフィードバックで確認する
③確認した「言葉以外のメッセージ」と「言葉のメッセージ」を統合する
「相手の言葉以外のメッセージを聞き取る」ための
このポイントを常に意識しておくため僕はそれを
「ストップ&ゴー」と呼称しています。
クライアントの「反射」という「赤信号」で一度足をとめ
言葉と言葉以外のメッセージが統合されるまでキャッチボールを続け
クライアントの気持ちが「青信号」になってから再び
共に歩き始めるというイメージです。
コーチングを機能させるには
クライアントの「言葉以外のメッセージへの安全確認」が常に必要だということです。
「ストップ&ゴー」で常に安全運転を心がけたいものです。
…(続く)
研修委員:黒木雅裕
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by y-coach_net
| 2008-06-30 20:52
| 黒木さんのコーチング