小さなコーチングの大きなポイント…「コーチングの流れ」 6
2008年 07月 22日
さてクライアントの緊張が解けたら、次は「現状の明確化」もしくは「目標の明確化」です。
「現状」と「目標」を明確にしその間に横たわる課題を発見し解決の行動を設定するコーチングの最初のステップです。
必ずしもというわけではありませんが、内省的傾向のあるキャッチャータイプには「現状の明確化」を先にやってまず安心感をつくる、外向的傾向のあるピッチャータイプには「目標の明確化」を先にやって意欲を刺激することがおすすめです。
と同時に状況に応じては、先に「目標の明確化」をしてキャッチャータイプの視点を変えさせる、あるいは先に「現状の明確化」をしてピッチャータイプにクールダウンをしてもらう、というのも有効ですから、クライアントのノンバーバルのメッセージを把握しその時のクライアントの感情レベルに合わせて使い分ける必要があります。
「現状の明確化」にしろ「目標の明確化」にしろ、おもに使う質問は「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」「なぜ」「どのように」を使ういわゆる5W1Hを主体としたオープンクエッションです。
例えば「禁煙をしたいがやめられない」という未完了の課題を持っているクライアントがいるとすれば「いつから喫煙しているのか」「職場ではどこで喫煙するのか」「なぜ禁煙をしたいのか」「どのような時に喫煙量が増えるのか」などクライアントの状況をできるだけ具体的に言語化していきます。
コーチングにおける言語化の目的は、クライアントがまだ言葉にできていない無意識の思考を意識化させることです。
クライアントは現状を言語化するプロセスの中で、「特に喫煙したいと感じる時間はいつか?」「喫煙を誘因する環境はなにか?」さらには「自分は本当に禁煙をしたいと考えているのか?」など無意識の思考が意識化されます。
コーチは質問を駆使し、クライアント本人すら気がついてなかった新しい視点を言葉として引き出し、より深度のある現状を明確にしていくのです。
…(続く)
研修委員:黒木雅裕
「現状」と「目標」を明確にしその間に横たわる課題を発見し解決の行動を設定するコーチングの最初のステップです。
必ずしもというわけではありませんが、内省的傾向のあるキャッチャータイプには「現状の明確化」を先にやってまず安心感をつくる、外向的傾向のあるピッチャータイプには「目標の明確化」を先にやって意欲を刺激することがおすすめです。
と同時に状況に応じては、先に「目標の明確化」をしてキャッチャータイプの視点を変えさせる、あるいは先に「現状の明確化」をしてピッチャータイプにクールダウンをしてもらう、というのも有効ですから、クライアントのノンバーバルのメッセージを把握しその時のクライアントの感情レベルに合わせて使い分ける必要があります。
「現状の明確化」にしろ「目標の明確化」にしろ、おもに使う質問は「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」「なぜ」「どのように」を使ういわゆる5W1Hを主体としたオープンクエッションです。
例えば「禁煙をしたいがやめられない」という未完了の課題を持っているクライアントがいるとすれば「いつから喫煙しているのか」「職場ではどこで喫煙するのか」「なぜ禁煙をしたいのか」「どのような時に喫煙量が増えるのか」などクライアントの状況をできるだけ具体的に言語化していきます。
コーチングにおける言語化の目的は、クライアントがまだ言葉にできていない無意識の思考を意識化させることです。
クライアントは現状を言語化するプロセスの中で、「特に喫煙したいと感じる時間はいつか?」「喫煙を誘因する環境はなにか?」さらには「自分は本当に禁煙をしたいと考えているのか?」など無意識の思考が意識化されます。
コーチは質問を駆使し、クライアント本人すら気がついてなかった新しい視点を言葉として引き出し、より深度のある現状を明確にしていくのです。
…(続く)
研修委員:黒木雅裕
by y-coach_net
| 2008-07-22 23:36
| 黒木さんのコーチング