小さなコーチングの大きなポイント…「コーチングの流れ」 8
2008年 07月 27日
コーチングはある意味、「だからできない」という言い訳やグチにもとづく思考パターンを、「ではどうすればできるか」という課題解決型の思考パターンに変換する対話技術と言えます。
「だからできない」型の思考は、成果達成型のコーチングでは「アンコーチャブル」=「コーチングを受けるだけの心理的基礎体力に欠ける人」と判断されてしまうことも多いわけですが、現実には最初からまるまる課題解決型の思考パターンを持ってコーチングに臨む人は多くありませんし、そもそもそういう人はもしかしたらコーチングが必要無いかもしれません。
一方大半の職場では与えられた仕事を時間内に終わらすことですらスタッフにとってはほぼ全力投球でしょうし、その状況のなかでは当然「だからできない」思考が多発するわけですから、クライアントにしろ部下にしろ「だからできない」から始める意志をもってコーチングをスタートすればより現実的な成果を生み出すことができます。
「課題の分析」は目標と現状のギャップを分析して「ではどうすればできるか」という行動の選択肢を可能な限りたくさん引き出していきます。この選択肢が具体化されればされるほど「だからできない」根拠が失われていき自動的に「ではどうすればできるか」思考が浮かび上がってきます。
「考えること」と「行動」の間には深くて大きい溝が横たわっているわけですが、この課題の明確化によって、その溝に出来る限り渡りやすい橋をかけていくのです。
…(続く)
研修委員:黒木雅裕
「だからできない」型の思考は、成果達成型のコーチングでは「アンコーチャブル」=「コーチングを受けるだけの心理的基礎体力に欠ける人」と判断されてしまうことも多いわけですが、現実には最初からまるまる課題解決型の思考パターンを持ってコーチングに臨む人は多くありませんし、そもそもそういう人はもしかしたらコーチングが必要無いかもしれません。
一方大半の職場では与えられた仕事を時間内に終わらすことですらスタッフにとってはほぼ全力投球でしょうし、その状況のなかでは当然「だからできない」思考が多発するわけですから、クライアントにしろ部下にしろ「だからできない」から始める意志をもってコーチングをスタートすればより現実的な成果を生み出すことができます。
「課題の分析」は目標と現状のギャップを分析して「ではどうすればできるか」という行動の選択肢を可能な限りたくさん引き出していきます。この選択肢が具体化されればされるほど「だからできない」根拠が失われていき自動的に「ではどうすればできるか」思考が浮かび上がってきます。
「考えること」と「行動」の間には深くて大きい溝が横たわっているわけですが、この課題の明確化によって、その溝に出来る限り渡りやすい橋をかけていくのです。
…(続く)
研修委員:黒木雅裕
by y-coach_net
| 2008-07-27 02:32
| 黒木さんのコーチング