今日を生きるコーチングの言葉 6
2008年 09月 29日
「おもしろきことも無き世をおもしろく」…維新の志士 高杉晋作の言葉
この後には、高杉晋作の看病をしていた、野村望東尼の「住みなすものはこころなりけり」という下の句が続くのだが、下の句はなんとなく教条的かつ分別くさく、それだけに上の句の気味の良さがひときわ引き立つ。この言葉が印象的なのは、高杉晋作が、明治が始まるか始まらないかの時に、すでに「近代の退屈」を見抜いていたことだ。高杉晋作は私たち近代人と同じく、すでに生きることに退屈していた。そしておそらくは「他にやることがないから」という理由で、国家の革命にたずさわった。明治維新という激動の時代ですら生きることは退屈なのだ。退屈な近代に生きる私たちが「私はいったいこの仕事で齢を重ねていっていいのだろうか」と悩むのも無理はない。さあどのようにして、私たちを閉じこめているこの「おもしろきことも無き世」を…おもしろくしていこうか。
研修委員:黒木雅裕
この後には、高杉晋作の看病をしていた、野村望東尼の「住みなすものはこころなりけり」という下の句が続くのだが、下の句はなんとなく教条的かつ分別くさく、それだけに上の句の気味の良さがひときわ引き立つ。この言葉が印象的なのは、高杉晋作が、明治が始まるか始まらないかの時に、すでに「近代の退屈」を見抜いていたことだ。高杉晋作は私たち近代人と同じく、すでに生きることに退屈していた。そしておそらくは「他にやることがないから」という理由で、国家の革命にたずさわった。明治維新という激動の時代ですら生きることは退屈なのだ。退屈な近代に生きる私たちが「私はいったいこの仕事で齢を重ねていっていいのだろうか」と悩むのも無理はない。さあどのようにして、私たちを閉じこめているこの「おもしろきことも無き世」を…おもしろくしていこうか。
研修委員:黒木雅裕
by y-coach_net
| 2008-09-29 23:26
| 黒木さんのコーチング