安心と変化のコミュニケーション…「馴れ合いの秘密 1」
2008年 10月 04日
職場にとって「馴れ合い」はとても怖いものです。場合によっては、たった一人の「馴れ合いリーダー」のせいで、仕事の質もチームワークも極端に低下する場合がありますし、その「馴れ合い」に順応できなかったスタッフの離職につながったりもします。
人間は協力関係で生きていく存在なので、常にコミュニケーションを使って集団をつくろうとするのは自然なことです。と同時にそのコミュニケーションが「チームワーク」になる場合と「馴れ合い」になる場合があるのが気をつけておくべきポイントです。
僕の実感では、マネージャやリーダーがコミュニケーションのあるべき姿を意識せず、人間の自然のままの会話を展開していくと、ほぼ100%の確率で「馴れ合い」が生まれるように思います。たぶん人間のコミュニケーションの本来の形は「馴れ合い」に他ならないのでしょう。
しかし現実問題として、「馴れ合い」は職場に多大な障害をもたらします。
「リーダーシップ」と 「馴れ合い」は、ある意味紙一重ほどの違いしかなく、良い方向に向かえばチームワークになりますし、悪い方向に向かえばイジメの温床になったりもします。
だとすれば、組織をマネジメントする人間は、リーダーの資質が良い方向に生かされているか、悪い方向に生かされているかを常に観察、対応することが求められます。
では「チームワーク」と「馴れ合い」にはどのような違いがあるのでしょうか?思いつくままにあげてみれば…
1.チームワークには「目標」が有り、馴れ合いには「目標」が無い。
2.チームワークは「ではどうすればできるか」を考え、
馴れ合いは「だからできない」を考える。
3.チームワークは「開放的」、馴れ合いは「閉鎖的」。
4.チームワークは「率直さ」を生み出し、馴れ合いは「裏表」を生み出す。
5.チームワークには「協力」があり、馴れ合いには「妥協」がある。
6.チームワークのつながりは「緩やか」、馴れ合いは「窮屈」。
7.チームワークは「安心」によって生まれ、
馴れ合いは「不安」によって生まれる。
8.チームワークにはリーダーへの「信頼」があり、
馴れ合いにはリーダーへの「恐怖」がある
9.チームワークには「自立」があり、馴れ合いには「甘え」がある
10.チームワークも馴れ合いも「リーダーの資質」によって決定する。
これらの視点で見直せば、今自分の回りにある集団が、チームワークによって成り立っているものか、馴れ合いによって成り立っているのかの、およその分別ができます。
…(続く)
研修委員:黒木雅裕
人間は協力関係で生きていく存在なので、常にコミュニケーションを使って集団をつくろうとするのは自然なことです。と同時にそのコミュニケーションが「チームワーク」になる場合と「馴れ合い」になる場合があるのが気をつけておくべきポイントです。
僕の実感では、マネージャやリーダーがコミュニケーションのあるべき姿を意識せず、人間の自然のままの会話を展開していくと、ほぼ100%の確率で「馴れ合い」が生まれるように思います。たぶん人間のコミュニケーションの本来の形は「馴れ合い」に他ならないのでしょう。
しかし現実問題として、「馴れ合い」は職場に多大な障害をもたらします。
「リーダーシップ」と 「馴れ合い」は、ある意味紙一重ほどの違いしかなく、良い方向に向かえばチームワークになりますし、悪い方向に向かえばイジメの温床になったりもします。
だとすれば、組織をマネジメントする人間は、リーダーの資質が良い方向に生かされているか、悪い方向に生かされているかを常に観察、対応することが求められます。
では「チームワーク」と「馴れ合い」にはどのような違いがあるのでしょうか?思いつくままにあげてみれば…
1.チームワークには「目標」が有り、馴れ合いには「目標」が無い。
2.チームワークは「ではどうすればできるか」を考え、
馴れ合いは「だからできない」を考える。
3.チームワークは「開放的」、馴れ合いは「閉鎖的」。
4.チームワークは「率直さ」を生み出し、馴れ合いは「裏表」を生み出す。
5.チームワークには「協力」があり、馴れ合いには「妥協」がある。
6.チームワークのつながりは「緩やか」、馴れ合いは「窮屈」。
7.チームワークは「安心」によって生まれ、
馴れ合いは「不安」によって生まれる。
8.チームワークにはリーダーへの「信頼」があり、
馴れ合いにはリーダーへの「恐怖」がある
9.チームワークには「自立」があり、馴れ合いには「甘え」がある
10.チームワークも馴れ合いも「リーダーの資質」によって決定する。
これらの視点で見直せば、今自分の回りにある集団が、チームワークによって成り立っているものか、馴れ合いによって成り立っているのかの、およその分別ができます。
…(続く)
研修委員:黒木雅裕
by y-coach_net
| 2008-10-04 10:30
| 黒木さんのコーチング