挨拶論 (5)
2009年 02月 10日
◆“Hai”と「きちんと挨拶しなさい」の戦略
ホテルのエレベーターの中などでたまたま欧米人らしき人に会うと、かなりの確率で笑顔で“Hai”と声をかけられたりする。目をちょっとあわせて“Hai!…
何かの本で読んだのだが、彼らは「私は今あなたに対して敵意を持ってないですよ」と相手に伝えるのが社会習慣になっているらしい。ということは、うまく他人とうまくつきあうための文化として“Hai”が定着しているということだ。
たぶん異民族同士の紛争や戦争を何百年と続けたりする歴史的背景があって(ここが日本と違うところだ)、それを避けるための手段として定着したものなのだろう。シビアに言うといつ命の奪い合いになるかわからないような対立がいつも身のまわりにあって、それを避けるための「生活必需品」なのだ。
この視点か言えば、挨拶は「相手に敵意をさりげなく示してムダな攻撃を避けるための戦略」と言える。
だから“Hai!”と声をかけられたらたとえ英語が苦手でも、ちょっと笑顔で“こんちは”と返した方がいいかもしれない…でないと自動的に「敵」あつかいなんてことも?…
…研修委員:黒木雅裕
ホテルのエレベーターの中などでたまたま欧米人らしき人に会うと、かなりの確率で笑顔で“Hai”と声をかけられたりする。目をちょっとあわせて“Hai!…
何かの本で読んだのだが、彼らは「私は今あなたに対して敵意を持ってないですよ」と相手に伝えるのが社会習慣になっているらしい。ということは、うまく他人とうまくつきあうための文化として“Hai”が定着しているということだ。
たぶん異民族同士の紛争や戦争を何百年と続けたりする歴史的背景があって(ここが日本と違うところだ)、それを避けるための手段として定着したものなのだろう。シビアに言うといつ命の奪い合いになるかわからないような対立がいつも身のまわりにあって、それを避けるための「生活必需品」なのだ。
この視点か言えば、挨拶は「相手に敵意をさりげなく示してムダな攻撃を避けるための戦略」と言える。
だから“Hai!”と声をかけられたらたとえ英語が苦手でも、ちょっと笑顔で“こんちは”と返した方がいいかもしれない…でないと自動的に「敵」あつかいなんてことも?…
…研修委員:黒木雅裕
by y-coach_net
| 2009-02-10 11:17
| 黒木さんのコーチング