挨拶論 (7)

◆物々交換という挨拶

異文化同士のコミュニケーションは物々交換に始まる。

商業の始まりは紀元をはるかにさかのぼるが、もともとは相手のことをまったく知らない、山の民と海の民が生活必需品を交換することから始まった。

古の時代は、現代に比較すれば限りなくゼロに近い情報しか無かった。言葉も地域ごとに違っていたし、異民族が行き来するための道路もない、たまに遭遇するのは食料の奪い合いという状態なのだから、情報が行き来する基盤が無いのだ。

だから異民族同士は、相手をまるで宇宙人のように得体のしれないものとして認識しおたがいを恐れていた。接触を避け出来る限り自給自足で民族内の生活を満たしていた。

しかし人口が増えてくると自給自足に頼ってばかりはいられない。限られた土地から得られる食べ物や資源は限られているし、豊かになってくればもっとおいしいもの、もっと綺麗なものがほしくなる。この辺は貿易立国日本が戦後歩んできた道のりと変わるところはない。

…研修委員:黒木雅裕
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by y-coach_net | 2009-02-19 10:47 | 黒木さんのコーチング