今日を生きるコーチングの言葉 9
2009年 03月 25日
「勝負は勝たなきゃいけない。それが社会の常識だ。
しかし負けることも悪いことではない。負けても手に入るものがある。
もっとも悪いのは…勝負をしようとしないことだ」
…漫画家 福本伸行の言葉
今、活字本は売れなくなっているという。
一方漫画の世界は対照的だ。
書棚を見渡しただけでも、問題作、話題作、ベストセラー、そして名作が積みなっている。
最近新刊を楽しみにしているのは福本伸行の漫画だ。
死ぬまで人生を保留し続ける「現代人の病理」を描く…「カイジ」。
生きること、勝負すること、そして人の欲望の怖さを問いかける…「アカギ」。
そして「いかに死ぬか」を、あらゆる感傷をそぎ落とし、生き方として提示する…「天」。
福本作品に書かれているのは、文学的、商業的な虚飾をはぎとった「ほんとうの話」だ。
成熟社会を達成した日本は、高度経済成長には許されていた「理想の未来」を失い、人はこの社会の「ほんとうの話」を聞かなければならなくなった。
「理想の未来」が失われた時代は、弱者にとって過酷な時代だ。
実力や才能のある人間が世の中のよいものを手に入れ、そうでないものはメディアや商品によって提供される、まがいものの幸福をあてがわれて生きるしかなくなっている。
人はその厳しい現実から逃げ「人生を保留」し「勝負をしない」で生きて死ぬ。
そんな「薄く死んで」いく現代人に漫画家福本伸行が送るメッセージはひとつ
「気づいて変われ」。
現代人必読。
…研修委員:黒木雅裕
しかし負けることも悪いことではない。負けても手に入るものがある。
もっとも悪いのは…勝負をしようとしないことだ」
…漫画家 福本伸行の言葉
今、活字本は売れなくなっているという。
一方漫画の世界は対照的だ。
書棚を見渡しただけでも、問題作、話題作、ベストセラー、そして名作が積みなっている。
最近新刊を楽しみにしているのは福本伸行の漫画だ。
死ぬまで人生を保留し続ける「現代人の病理」を描く…「カイジ」。
生きること、勝負すること、そして人の欲望の怖さを問いかける…「アカギ」。
そして「いかに死ぬか」を、あらゆる感傷をそぎ落とし、生き方として提示する…「天」。
福本作品に書かれているのは、文学的、商業的な虚飾をはぎとった「ほんとうの話」だ。
成熟社会を達成した日本は、高度経済成長には許されていた「理想の未来」を失い、人はこの社会の「ほんとうの話」を聞かなければならなくなった。
「理想の未来」が失われた時代は、弱者にとって過酷な時代だ。
実力や才能のある人間が世の中のよいものを手に入れ、そうでないものはメディアや商品によって提供される、まがいものの幸福をあてがわれて生きるしかなくなっている。
人はその厳しい現実から逃げ「人生を保留」し「勝負をしない」で生きて死ぬ。
そんな「薄く死んで」いく現代人に漫画家福本伸行が送るメッセージはひとつ
「気づいて変われ」。
現代人必読。
…研修委員:黒木雅裕
by y-coach_net
| 2009-03-25 13:19
| 黒木さんのコーチング