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挨拶論 (16)

◆存在承認の使い方

相手の存在を承認する視点から挨拶の方法を見よう。

僕たちは、他人と遭遇した場合、

①この人は何者だろう?
       挨拶するべきかしないべきか?まずは観察、観察

②あ、お隣さんだ。いつもどうり…「こんちは」

③取引会社のちょっと無愛想なスタッフだな。
                    クールに「お世話になります」

④さーていつも話を聞いてくれる上司だ。
            こっちから元気に「おはようございます!」

⑤久しぶりの友達との飲み会だー!
                    楽しみだから「お疲れー!!」

⑥遠距離でなかなか会えない彼女とデート。
            思わず目を見てしまうなー「元気だった?」

というようないろいろな温度の挨拶をすることになる。

この違いは、僕たちがその時相手に伝えたい存在承認の温度の違いによるもの。

例えばパターン1の場合は、存在承認そのものをするべきか、しないべきか、相手は自分にとって安全な人間か、危険な人間かを判断している段階だ。

現実社会では、すべての人間の存在を承認するわけにはいかない。相手が悪意をもって僕たちに接してくる場合もあるし、それが肉体的、精神的に危害をおよぼすこともありえる。

だからパターン1の、存在承認をするかしないかという判断は、挨拶を進める上で必要な、高度な意志決定なのだ。

…研修委員:黒木雅裕
by y-coach_net | 2009-03-26 18:08 | 黒木さんのコーチング

ブログ… 「コーチはリーダーである。リーダーはコーチである」


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