挨拶論(23)
2009年 04月 30日
◆挨拶とイジメ
挨拶というのは、いとも簡単にイジメの道具になる。もっとも強力な武器は「挨拶をしない」という攻撃の仕方だ。
お互いが挨拶を交わすことがあたりまえの場所で、「挨拶をしない」あるいは「挨拶をしても挨拶を返さない」(あるいは雑な挨拶で応対する)のは、相手への強力な攻撃だ。
あるいは逆に、「過剰に丁寧な挨拶をする」という攻撃のしかたもある。この場合「丁寧な挨拶」は実は「私はあなたと親しくなるつもりはない。逆にできるだけ遠い距離を取りたいのだ」というメッセージをノンバーバルで伝えることになる。
「相手の存在を承認する」ための挨拶が、「相手の存在を否定する」ための道具になるのだ。これはきつい。
すべての人に、熱い存在承認の挨拶をするのは危険だし、不可能だし、ムダでもある。しかし温度設定はそれぞれ状況に応じて変えるにしても、基本的には心理的、物理的に近い人には、ある程度の挨拶=存在承認をする方が安全だ。
さらに言えば、この挨拶を逆に使っていけば、イジメをストップする防御柵にもなるのだ。
…研修委員:黒木雅裕
挨拶というのは、いとも簡単にイジメの道具になる。もっとも強力な武器は「挨拶をしない」という攻撃の仕方だ。
お互いが挨拶を交わすことがあたりまえの場所で、「挨拶をしない」あるいは「挨拶をしても挨拶を返さない」(あるいは雑な挨拶で応対する)のは、相手への強力な攻撃だ。
あるいは逆に、「過剰に丁寧な挨拶をする」という攻撃のしかたもある。この場合「丁寧な挨拶」は実は「私はあなたと親しくなるつもりはない。逆にできるだけ遠い距離を取りたいのだ」というメッセージをノンバーバルで伝えることになる。
「相手の存在を承認する」ための挨拶が、「相手の存在を否定する」ための道具になるのだ。これはきつい。
すべての人に、熱い存在承認の挨拶をするのは危険だし、不可能だし、ムダでもある。しかし温度設定はそれぞれ状況に応じて変えるにしても、基本的には心理的、物理的に近い人には、ある程度の挨拶=存在承認をする方が安全だ。
さらに言えば、この挨拶を逆に使っていけば、イジメをストップする防御柵にもなるのだ。
…研修委員:黒木雅裕
by y-coach_net
| 2009-04-30 21:29
| 黒木さんのコーチング

