挨拶論(30)
2009年 06月 07日
挨拶の現代的な役割、それは結局「相手の存在を承認する」ということだ。
そして相手を承認することは、相手の自意識を尊重するということで、自分の自意識主体になりがちな人間の意識を相対化する作業だ。
「自分」「自分」という自意識ばかりに囲まれた集団はたぶんとても居心地が悪い。だからお互い自意識はできるかぎり小さく納めておいた方が強い協力関係を結ぶことができる。
挨拶は、メディアの増殖によって肥大しがちな自意識を、「承認」によってクールダウンさせる力がある。そしてそれが挨拶の現代的意味にほかならない。
自意識がクールダウンすれば、自意識にとらわれない生命本来のエネルギーが解放される。
今、文明化された社会の中で、新しい挨拶の力が必要とされている。
(了)
…研修委員:黒木雅裕
そして相手を承認することは、相手の自意識を尊重するということで、自分の自意識主体になりがちな人間の意識を相対化する作業だ。
「自分」「自分」という自意識ばかりに囲まれた集団はたぶんとても居心地が悪い。だからお互い自意識はできるかぎり小さく納めておいた方が強い協力関係を結ぶことができる。
挨拶は、メディアの増殖によって肥大しがちな自意識を、「承認」によってクールダウンさせる力がある。そしてそれが挨拶の現代的意味にほかならない。
自意識がクールダウンすれば、自意識にとらわれない生命本来のエネルギーが解放される。
今、文明化された社会の中で、新しい挨拶の力が必要とされている。
(了)
…研修委員:黒木雅裕
by y-coach_net
| 2009-06-07 23:41
| 黒木さんのコーチング