8月の勉強会のワークリーダーを務めることになり、それ以来
「小さなコーチングの大きなポイント」についてとても気になっています。
「たとえ限られた時間のコーチングでも
そのコーチングによって具体的な成果を生み出ためには、一体何が必要なのか?」
というようなことが勉強会のテーマになるので、日頃のコミュニケーションでも
つい小さなコミュニケーションについて考えてしまいます。
僕の職場では
例えばミーティングの時間を、30分=1パック(ワンパック)という風に呼ぶようにしていて
これは要するに、「まずは30分というパッケージで課題解決を目指そうよ」
ということを意識してもらうための道具です。
逆に言えば、それ位意識づけしないと、果てしなくおしゃべりが
増殖していくだけで、課題解決全く無しということも多いということです。
(それはそれで、僕はなんとなく日々の淋しさがまぎれてOKなのですが
スタッフにとっては大迷惑です)
もちろん、より時間が必要な課題もありますから、2パック,3パック,へたをすると
6パック=3時間などというミーティングの設定もあります。
ところが…
これが、ほとんど時間内に終わらない。
おおげさでなく、10回中9回は時間内に終わらないという
おおごとになってるわけです。
そんなミーティングをやってる僕が、
「簡潔なコーチングで成果を出す」というような勉強会をリードして
いいのかということになるわけですが僕としては良しとします。
なぜなら…
「確かに9回は失敗している。しかし1回は成功している」から。
(情けない…でもコミュニケーションて結構そんなもんで…言い訳)
僕の情けなさはさておいて
時間内に完了するミーティングのポイントをあらためて振り返って見ると…
…うーん、なぜあのミーティングはきっちり時間で成果がでたんだろう…
まずは「目標」かな、と思います。
「そのミーティングの目標を設定すること」、
何はさておきやっぱりこれが最初だと思います。
目標の無いミーティングは存在しないはずなんですが
僕なんかは結構見切り発射で、「じゃコミュニケーションについて話そうよ」
とか始めてしまうことも多いわけで、楽しいことは楽しいが成果が上がったか
どうかはわかりません。(ほぼ間違いなくあがってない)
これが、例えば
「リーダーAさんの新人への指導をいかに向上させるか話そうよ」
という具合になってくるとスピードアップし始めます。
しかしまだ足りません。
「Aさんの指導の時の、表情と話し方を、いかに向上させるか話そうよ」
これでさらにスピードアップ。
そして
「Aさんの指導の時の笑顔を今の2倍、声の大きさを3倍(…大きすぎ)
にするために私達は何ができるか話そうよ」
このあたりまで来るともう時間内。
…結構窮屈な感じもしますけどね…
ポイントは…
単に目標を設定するだけで終わらないことです。
目標を設定したら、今度は目標を具体化すること。
そしてさらにその具体化した目標を簡潔な言葉で表現すること。
この
①目標を設定する
②目標を具体化する
③目標を簡潔な言葉にまとめる
という「目標設定の3つのポイント」がスピードアップの鍵のひとつのようです。
「オレは一体本当にそんなにミーティングをスピードアップさせたいのか」…
という根本的な自己疑問はさておいて、せっかくなので(何が?)
早速明日のミーティングとコーチングでテストしたいと思います。
研修委員:黒木雅裕