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父の日

嫁にいった娘から誕生石をあしらった携帯ストラップのプレゼント。

世間では「父の日」と言うらしいが、我が家には関係ないと思っていたので、ウレシイ。

特に、娘との距離感がわからなくてコミュニケーションは不足がちだったのでなおさらだ。

結婚してからの娘はよく顔をのぞけてくれ、そのつどツレアイとケンカでもしたのかと気をもむのだが言葉にすることはない。

誕生石のぶら下がった携帯で、娘の携帯電話の留守電に「アリガトウよ」の一言を吹き込む。




文責 小石川年男
# by y-coach_net | 2008-06-16 12:58 | ほぼ日記

小さなコーチングの大きなポイント…「簡潔に話す」 4

ピッチャータイプについてですが
なぜ彼らは「聞く」より5倍「話す」のか?
(10倍あるいは100倍ということも…)
という視点で考える必要があります。

ピッチャータイプは
相手の話を聞き、自分が相手の話から
「影響」を受けることに恐怖を感じています。

彼らは基本的に
支配者←→被支配者の関係を作ることで関係の安定を図りますから
相手の話を聞き、その影響を受け、その関係に変化が生まれることは
自らの存在価値を破壊されかねない恐ろしい行為なのです。

その恐怖が背景となって
「ピッチャータイプ」は、自分に変化をもたらしかねない
新しい情報を遮断するために、すなわち相手の話を「聞かない」ために
「話し続ける」ことになります。

しかし「ピッチャータイプ」には、
話し続けることによって、逆に自分をより危険な状況に
追い込んでいることに気がついてないケースも見られます。

例えば、外部の環境が変化し
今までの行動パターンで適応できなくなった時
相手の話を聞き、認識を更新し、行動を変化させられない
「ピッチャータイプ」は急速に存在価値を失うことも多いのです。

ですからピッチャータイプに
コーチング的な意味での「話を聞く」能力を持ってもらうには

①「聞くべき話」と「聞くべきでない話」があることを知ってもらう
②「聞くべき話」と「聞くべきでない話」を区別してもらう
③「聞くべき話」を「聞く」重要さを理解してもらう

必要があるわけです。

意外に思われるかもしれませんが
ピッチャータイプとキャッチャータイプの不安感と恐怖心は
実は本質的には同じものです。

「話す」ことによって与える影響への不安感から
「聞く」ことに専念する「キャッチャータイプ」。

「聞く」ことによって受ける影響への恐怖心から
「話す」ことに専念する「ピッチャータイプ」。

「聞く」にしろ「話す」にしろそこには心理の根源から生まれる
不安感と恐怖心がありだからこそ「相手の話を正確に聞き取る」ことを
難しくしています。

コミュニケーションの不安感と恐怖心についてさらに言えば、
たとえば「大勢の人前で話す恐怖心」は、場合によっては
「死ぬことへの恐怖心」よりもまさると言われます。

人間がその脳の進化の過程で
より高度な協力関係を築く能力を持つ以前、
言いかえれば、人間がより「動物」だった時代には
「目立つ」ことはすなわち「死」を意味していました。

「目立つ」行動は
外敵の攻撃を受ける確率を飛躍的に上昇させ
それだけ「死」の危険性が高まったのです。

人間の脳は
「爬虫類脳」「動物脳」「人間脳」という分類が可能で
人間になっても失われていない人間脳より深いところにある「動物脳」が
「目立つ」行為への危険信号を生み出すのです。
だから「人前で話す」のは「怖い」のです。

考えてみれば
コーチングのトレーニングはそんなこんなの心理的課題を
乗り越えて身につけていく必要があるわけです。

あらためて

①正確な技術の伝達
②継続する仕組みづくり
③意欲に基づいた意志の育成

によって「動物脳」を飼い慣らすことの重要性を感じます。

…(続く)

研修委員:黒木雅裕
# by y-coach_net | 2008-06-15 01:54 | 黒木さんのコーチング

小さなコーチングの大きなポイント…「簡潔に話す」 3

実は「簡潔に話す」トレーニングをしたいなと思っている
私の職場のスタッフ達の多くがこのタイプなのです。

基本的に話しを聞いてくれて嬉しいなという感じですが
そうとばかりは言えない課題点もあります。

彼らは基本的に「話を聞く」コンピテンシーをすでに備えています。
コーチがやるような、技術的に洗練されたうなずきや相槌、あるいは
視線や姿勢ではありませんが、彼らなりに気持ちが充分に伝わる話の聞き方をします。

ですから話を聞かれている方(…この場合私やスタッフですね)も
基本的には安心感を持ってコミュニケーションをすることができます。

ただ難しいのは
だからと言って彼らが「相手の話を正確に聞き取っている」
わけではないという点です。

キャッチャータイプは「相手との会話の内容」そのものよりも、
むしろその会話に対する「相手の反応」に焦点があたりがちです。

「自分の質問に相手は反感を持たなかっただろうか?」
「相手が自分に視線を合わせてくれないのはどうしてだろうか?」
「今自分の声は攻撃的すぎなかっただろうか?」
などなど…

心配のタネが尽きないわけですが
その中心にあるのは、「今自分は相手にどう思われているのだろうか?」
という不安感です。

その結果、
キャッチャータイプの視線はコミュニケーションの相手ではなく
自分の不安感に対して向けられてしまうのです。

ですからキャッチャータイプに
コーチング的な意味での「話を聞く」能力を持ってもらうには

①視線が自分に向かっていることに気づいてもらう
②視線を相手に向ける方法を学んでもらう
③視線が気にならない環境をつくる

ことが必要になるわけです。

…(続く)

研修委員:黒木雅裕
小さなコーチングの大きなポイント…「簡潔に話す」 3_d0116079_4391790.gif

# by y-coach_net | 2008-06-14 00:32 | 黒木さんのコーチング

小さなコーチングの大きなポイント…「簡潔に話す」 2

まず「相手の話を正確に聞き取る」について見てみましょう。

「相手の話を正確に聞き取る」能力は
コーチングの学習などで後天的に身につけない限り
個人の持っている「性格」に大きく左右されます。

ここで言う「性格」とは善し悪しではなく
単純に基本的なコミュニケーションのスタイルとして
「話を聞く」タイプか、あるいは「話をする」タイプかという区別です。

僕は野球になぞらえ
「話を聞く」方をキャッチャータイプ、
「話をする」方をピッチャータイプと呼んでいますが
「簡潔に話す」能力を成長させるためには、自分がどっちのタイプかを
自己認識しておく必要があります。

なぜなら
キャッチャータイプとピッチャータイプでは
学ばなければならないポイントが違うからです。
(なおキャッチャーとしもOK!ピッチャーとしてもOK!という性格は
どうなるのかという点ですがそういう人はすでにナチュラルにコーチなわけで
飛び級でコーチング卒業!です)

キャッチャータイプは
基本的には相手の「話を聞く」ことに安心を感じるタイプです。

視線を合わせる、相槌を打つなど、コーチとしての
重要なコンピテンシーを生まれつき持っているタイプですが
その心理面で配慮しておかなければならないことがあります。

キャッチャータイプは
自分の感情や意志を表に出すことに対して強い不安を感じやすく
その結果、「話を聞く」状態になっている場合が多いことです。

…(続く)

研修委員:黒木雅裕
# by y-coach_net | 2008-06-13 00:30 | 黒木さんのコーチング

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# by y-coach_net | 2008-06-09 09:17 | イベントのお知らせ