コーチングセミナーが開催されました。
年に3回の山口チャプターの勉強会には
毎回、定員としている30名近い方々が参加してくださいます。
今回は、運営スタッフとして毎回サポートしてくださっている
浦川孝雄さんの「経験学習支援コーチング」がメインテーマです。
浦川さんは、化学メーカーの管理職としての本業をお持ちです。
企業のマネジメントをする上で、コーチングスキルは必要だと思われて
様々なマネジメントスキルを学んでおられます。
今回ワークリーダーをお願いした際も、たくさんの引き出しを惜しみなく提案してくださいました。
その中で、一番山口チャプターの皆さんに「来てよかった」と思っていただくのは
どのテーマか。ふたりで相談を重ねて、選んだのが「経験学習支援コーチング」です。
他者の経験学習(経験を内省し、成功失敗の要因を整理、概念化し、気づいたこと学んだことを次の機会で活かし、成功すること)を支援するコーチングの型を学び、実践のポイントを掴むことが狙いでした。
初めて参加される方もいるので
午前中に、代表の温品がコーチングの基本。傾聴を具体的にレクチャーして
会場の雰囲気を和らげていきました。
傾聴はコーチングの基本中の基本。
それでも、アドバイス主体になったり、話しっぱなしになるなど
一番難しいスキルでもあります。
しっかりとアクティブリスニングのトレーニングをして、午後に備えました。
午後からは浦川さんのメインファシリで
「経験学習支援コーチング」がスタートしました。
あまり関わりのない3人でグループを組み、
仕事での転機となったこと。成功したこと。をコーチ。クライアント。アドバイザー。の役割を交代しながら実践していきました。
1人につき、25分。しっかりじっくり、相手の転機、または成功事例を聴く。
話し手にとっても、聴き手にとっても
自分を振り返り、これからを見つめなおす時間となりました。
転機となったこと。成功したことはいわゆる「過去」です。
それを「現在」話し、聴くことで
これから自分がその経験を活かして「未来」につなげていくか。
たんに、過去を話しているにもかかわらず、未来への道を見つけることができた。
最後の振り返りで感想を言ってくださった方が多くおられました。
また、初めて会った方にこんなにも自分のことを伝えることができたことが
自己肯定感につながった。という意見も出ました。
安心安全の場。まさに山口チャプターが作りたい「場」がそこにありました。
大盛況のうちに今回もセミナーを終えることができました。
本当に参加して下さったかたのおかげです。
ありがとうございました。
今回は、特にCOACH A で本格的に学んでおられた方。
現在進行形で学んでいる方。
ストレングスファインダーやヘルスコーチジャパンのプロ資格を持っている方。など
コーチングを深く学んでいる方が半数近く参加してくださいました。
山口県内で、このような実践の場があることがありがたい。と言っていただいたことも
モチベーションが上がりました。
山口県をコーチングで元気に!
2006年にまだ10名にしか満たない山口県でコーチングを学ぶ仲間たちで作った会が2020年にプロコーチ達が多数学ぶ場に育ったこと。
まさにそれが、私にとっての「過去」の成功事例が「現在」につながり
ますますコーチングを学ぶみなさんの集う場所になる「未来」に向かう気力となりました。
2006年のスタートの日と同じ会場で、その場で夢を語り合った小石川さんと
「あれから14年経ったんだねぇ。お互い、年を取ったねぇ」としみじみ語り合いました。
スタートのころ、まだ中学生で反抗期真っ盛りだった私の長男が
社会人となり、二人の子どもの父親となり、
コーチングを学びたいと、参加したことも、年月が経った証拠。
いろんな「感謝」の気持ちが沸いた一日でもありました。
次回は5月24日(日)10:30~16:00
山口市吉敷の山口健康づくりセンターで開催します。
みなさんのコーチングの学びの場をこれからも作っていたいと思います。
是非、またお会いしましょう。
(文責 代表 温品富美子)